「SARAI」とはペルシャ語で「宿」。古のシルクロードの隊商宿のことである。
文明は人の知恵と共に目覚しく発展してきた。同時に古今東西道に迷い疲れ悩む人も生じる。便利も極まり貨幣経済社会の飽和した現代にあっては、根本的な人の生き方を問われる時代の過渡期であると感じる。
そんな時代には癒しの場覚醒の場となる場所が日本各地世界各地に必然的に生まれる。
「島のSARAI」もそんな場になればいい。
そんな夢想が事の始まりである。
自然農、ヤギによる開墾、ヤギ乳、石窯、炭焼き・・・少しずついわゆる自給自足の循環型生活空間の完成を夢見て進む。
将来的ヴィジョンは、この島の一角に現代貨幣経済社会に影響されない自立したコミュニティーを創ること。そんなコミュニティーを創るにはある種の閉鎖空間である「島」は格好の場となる。
北木島は瀬戸内海のど真ん中に位置し、笠岡諸島中最大にして唯一瀬戸内海国立公園から外されている面白い島である。その島の中でも「島のSARAI」が位置する外浅海地区は小さな集落で空き家ばかり。
人が住んでいるのはウチともう一軒のみ。
島で一番とも言える小さいがきれいで静かな砂浜もある。
山は約30年前まではほとんどが畑。しかし今はほとんどが山林、竹やぶ。
一年生活してみて、ここが自由にアレンジできる楽園にふさわしい場所であると勝手に思っている。
1人では今以上のことは難しいが、志を同じくする人が1人2人・・・と集まってコミュニティーを創り出す、そんな次なるステップへと一日一期一会。
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